長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、民謡の楽しさを伝えようと活動する「民謡すみれ会」さんからお話を伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
毎週一回、千の森という交流スペースを会場に、踊り、唄、三味線などを練習して、高齢者福祉施設で披露しています。他にも市民活動フェスタ、越路支所管内「敬老会」、越路民謡協会主催「豊年民謡まつり」、そして子育ての駅「ぐんぐん」にて着付け教室、民謡体験会など幅広い世代から民謡やきものに触れてもらおうと活動しています。踊りの輪、人の輪を大切にしながら広げていきたいと思い活動しています。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
平成20年に越路の小学生に民謡の唄を教えていて、その中で子供たちに発表の機会を作りたいと思い、すみれ会を発足させました。
披露する機会ができたことで、踊りや唄が「かっこいい」と、メンバーに加わり習い始めてくれる人もいます。
◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
現在は、高校2年生~熟女までの10名で活動中です。10~20代のメンバーも頑張っています。地方(じかた)として三味線、唄を担当する人と、踊り手という構成で、長岡甚句大会で優勝経験のあるメンバーもたくさんいます。
民謡をしているので、みんな若いですよ。
◆周囲の反応や、やっていてよかったこと/大変だったことなどを教えてください
自分できものを着ることが難しい人でも、心の中では着たいと思っている人ってたくさんいると感じます。そこで、きものを着る機会をつくって喜んでもらっています。参加者の嬉しそうな様子から、みんな日本人だなとつくづく感じます。
施設ボランティアも1年で7か所に23回行きました。利用者さんから喜んでもらうと、こちらも嬉しいです。民謡は、庶民の楽しみで、日本の財産。それを伝え残していく必要性を感じています。どう伝えていくか悩むところもありますが、やりがいも感じています。
◆今後の活動を教えてください
民謡を知らない人に、ドキドキ・わくわく、楽しい気持ちを伝えていきたいと思っています。できれば市内の小中学生にも伝えていきたいです。
毎週日曜に午後7時から越路にある千の森で練習しています。ぜひ一度、見に来てください。
「庶民の楽しみ“民謡”に親しむ機会を提供」民謡すみれ会は、らこって2017年6月号で紹介しています。