長岡市内で活動する団体を訪問!今回は、障がいのある方の居場所づくりに取り組む「NPO法人希望の会福祉会」さんからお話を伺いました。
◆どんなことをしている団体ですか?
長岡市内で精神に障がいのある方が、自立した生活を送るために、福祉作業所(就労“希望の家”と“のぞみの家”を運営しています。また、平成27年4月より定期作業ができない方の居場所として、地域活動支援センター『ふぁーれ』をオープンしました。
障がいがある方が地域で自立した生活ができ、ごく普通の暮らしを送れることを目指して活動しています。
◆活動を始めたきっかけ、これまでの歩みを教えてください
行く場がなかった精神障がい者の居場所として昭和59年から希望の会家族会が中心となり福祉作業所を開設しました。その後時代の変化や法の整備によって、家族会が中心となりNPO法人を平成24年3月に設立し、現在は福祉作業所を2施設、就労を目的としない居場所である地域活動支援センターを1施設を運営しています。
◆どんなメンバーで活動しているのでしょうか?
NPO法人として3施設13人のスタッフで運営しています。スタッフには専門知識を持ったスタッフもおり、利用者さんの相談や、家族の方の相談も受け付けています。
また家族会も継続的に活動しており、家族会と法人でそれぞれの役割をもって協力し合いながら活動しています。
◆周囲の反応や、やっていてよかったことを教えてください
何よりも利用者が、ここにきて明るくなったり、いきいきと生活しているときがやっていてよかったことです。そしてここからさらに次のステップへ進む人も増えてきました。
◆今後の活動を教えてください
精神障がいは現在、その種類も幅広くなり、個別のケアが必要とされてます。しかしながら自宅と病院にしか居場所がない方も多く、当たり前のことである住んでいる地域で自分らしく暮らすことができない現状がありました。地域で自分らしく暮らせるための居場所として『ふぁーれ』をオープンできたことはたくさんの方に喜ばれています。『ふぁーれ』とはフランス語で灯台という意味があります。この意味から“地域をてらしている、地域の居場所”になってほしいと思っています。
今後はさらに一人一人が自分らしく生活を送れることを目指して相談事業に力を入れていきたいです。
「誰もが自立して自分らしく生活を送れるように」NPO法人希望の会福祉会は、らこって2017年6月号で紹介しています。