2020.05.08

“コーヒー”を通じた地域活性! 未来につながる化学反応をおこす|青柳拓郎さん【インタビュー】

市民活動に取り組む団体は、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ピンチの時にはスポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っています。それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。では、実際にどんな人がどのように活動に関わっているのでしょうか。活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、“チャレンジを応援するバリスタ”青柳拓郎さんです!

 


青柳拓郎さん
カフェ店主/NIIGATA COFFEE FESTIVAL実行委員会
1981年長岡市生まれ。専門学校生時代に研修で訪れたロンドンのスターバックスコーヒーの雰囲気に衝撃を受け、カフェに興味を持つ。


 

“コーヒー”を通じた地域活性! 未来につながる化学反応をおこす|青柳拓郎さん

 

「こんにちは!」。青柳拓郎さんが代表を務めるコーヒースタンド「GOOD LUCK COFFEE」は青柳さんとの会話を楽しみに通うお客さんでいつも活気にあふれています。「長岡・新潟にカフェ文化を根付かせたい」気持ちから2014年にお店をオープンし、日本各地の選りすぐりのカフェを招いた「NIIGATA COFFEE FESTIVAL」を2017年にアオーレ長岡で初開催。店舗経営のみならず“コーヒー”を通じた地域活性化にも積極的に取り組んでいます。2020年5月には過去2回から大きくバージョンアップした第3回目の開催を計画していました。(※)


▲コーヒーフェス当日はスタッフ全員で円陣を組んで一体感を高めて臨む

 

「2回の開催後は見聞を広げるため、日本各地のコーヒーフェスに参加したり、地元長岡を改めて知るための期間を自分に設けたりしました」と青柳さん。その中で地元にも知らなかっただけで素晴らしい人材や資源、技術があることに気づき、それぞれの身近にある可能性に触れる機会になってほしいと願いを込めて「Discover unknown local possibilities.(地域の未知なる可能性を発見する)」を第3回目のコンセプトに掲げました。カフェはもちろん、酒蔵やアーティスト、飲食店とも連携して地域の資源・可能性を体感する場づくりを目指しました。「何もない場所と卑下するのではなく、もっと地元に誇りを持つ人が増えてほしいです」。

バリスタとしてもイベント企画者としてもベースにあるのは「人が好き、地元が好き」という想い。「人や地域をつなぎ、新たな発見をもたらすのにコーヒーはもってこいのツール。コーヒーを介してたくさんの化学反応が生まれ、長岡がもっと面白い街になってくれれば」。青柳さんはいつでも新たな可能性やチャレンジを「GOOD LUCK」と応援しています。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催延期となりました。


“チャレンジを応援するバリスタ”青柳拓郎さんは、らこって2020年5月号でご紹介しています。