2021.01.06

人との交流は私の宝物 いち参加者から始まった地域活動 | 小西希美恵さん

市民活動に取り組む団体は、状況を整理して舵取りをする人、実行部隊として目的を着実に遂行するのが得意な人、ピンチの時にはスポット的に手を貸してくれる存在も現れたりと、色々な人が関わって成り立っています。それぞれの人たちが、自分の生活の中で活動に充てられる時間や能力を提供し、様々な形で関わっています。では、実際にどんな人がどのように活動に関わっているのでしょうか。活動を支えている「あの人」を訪ね、活動の実際のところをアレコレ伺ってきました。

 

今回ご紹介するのは、“何事にも楽しむ心を持つ素直な地域サポーター” 小西希美恵さんです!


小西希美恵さん
団体職員/てらどまり若者会議~波音~
1993年長岡市生まれ。仕事の異動で寺泊配属後、てらどまり若者会議~波音~を知り、現在はスタッフとして参加している。


 

人との交流は私の宝物 いち参加者から始まった地域活動|小西希美恵さん

 

地域活動をしていると友人から「まじめだね、意識が高いね」と言われることがある小西希美恵さん。そうではなく、地域活動は楽しく、気軽に参加できるもので、大学生で地域巡回パトロールのボランティアを始めた頃から今も、活動を楽しむ気持ちは変わらないそうです。

関東の大学を卒業後、2016年に長岡へUターン。旧長岡市内に住みながらてらどまり若者会議~波音(はね)~(以下波音)の活動に2018年から参加しています。波音に興味を持ったきっかけは、仕事の異動で寺泊配属になった際、楽しそうなイベントをしていると思い、職場の同僚と参加したこと。「若い人たちが中心になって地域をみんなで盛り上げようとする気持ちに感動しました。私もイベントを通じて、寺泊の良さに気づき、スタッフとして波音の活動に参加することで、地域に貢献したいと思いました」。

波音での活動で気を付けていることは公私のバランス。「頑張りすぎると自分が崩れてしまいそうになる。毎回無理に参加しようと思わずに、参加できる時に思いっきり楽しんでいます」。今は地域活動が生活のメリハリができ、ポジティブな気持ちでいられるそうです。

波音は自分たちがイベントを主催するだけではなく、地域のイベントや行事に協力しています。いち協力者だった小西さんが、そのうちのひとつに波音の担当として加わりました。「仕事では学べない知識やそこでしかできない経験、人とのつながりがやりがいになっています」。

寺泊総合型スポーツクラブてらスポ!が主催した「スポGOMI寺泊大会」に運営協力。チームとしても参加し、32チーム中3位の好成績を収めることができました。

今後の目標は、企画から関わり波音でマルシェを開催して人が集まる場所を作ること。「色々な人たちとの交流が私の宝物です」。いち参加者から始まった小西さんの地域活動。着実な活動が地域に笑顔をもたらしてくれるでしょう。

 


本記事は、らこって2021年1月号でご紹介しています。