長岡市内で活動する団体にインタビュー!
今回は、「長岡傾聴ボランティアサークル」さんにお話を伺いました。

どんなことをしている団体ですか?
介護老人保健施設やオレンジカフェ、就労支援事業所、高齢者や障がいのある方の個人宅への訪問活動を行っています。
月1回の定例会では、認知症やうつ病、適応障害、ひきこもりなどに関する知識や関わり方を学ぶ勉強会を行い、良い聴き手になるための研鑽を続けています。
時には講師の方を呼んでお話を伺ったり、活動の為になるテレビ番組をメンバー内で持ち寄って一緒に観て感想を共有したりしています。

活動を始めたきっかけと、これまでの歩みを教えてください。
60歳前後に脳梗塞で3か月ほど入院しました。言語の障害はなかったのですが、入院中は誰かと話すことがほとんどなかったため、口元が固くなり、いつの間にか言葉が出ずらくなっていました。
この頃は各所にデイサービスができ始めた頃だったため、「ご利用者とお話させてほしい」と頼み、デイサービスにボランティアで通うようになりました。さまざまなお話を聴くなかで、段々と個人的な話が増えてきて対応に困る場面あったので、神戸で開催していた3泊4日の傾聴講座を受講しました。その後、トモシアで開催されていた傾聴講座に参加。その場で約10人ほど 参加者に声をかけて、8人ほどのメンバーが集まったので、団体を立ち上げることにしました。
どんなメンバーで活動していますか?
多くはトモシアで行われている傾聴講座で団体の活動を知った人達で構成されています。
団体発足当初は10人ほどからスタートし、コロナ前は36人でしたが、現在は18.9人ほどで活動しています。
毎年3~4人の加入がありますが、高齢化と車を手放し交通手段がなくなったことが理由で退会する人も同じくらいいます。男性メンバーが少ないです。
周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。
民生委員さんやケアマネジャーさんなど、対象者の状況が冷静に分かる人と必ず連絡を取り合いながら活動しています。傾聴活動は相手と時間をかけて信頼関係をつくることが重要です。
活動先の施設や個人の方からは「ゆっくりと話を聴いてもらえてありがたい」と喜びの声をいただくことが多く、話を聴いてくれる人がいることが大きな刺激になっているように思います。
基本的には自分のおしゃべりはしない。相手が主人公なので、最後に楽しかったと笑ってくれたら それでOKです。
今後の展望を教えてください。
「話を聴いてほしい」と思っている人はたくさんいますが、現状では手がまわりきらないため、すべての要望に添えないこともあります。
長岡に傾聴サークルが3.4つできるのが、1番の理想ですね。
今後は活動メンバーを増やして、多くの要望に応えられる体制づくりを目指していきます。

こちらの内容は、YouTubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!ぜひご視聴ください。