皆さんにとって日々の生活を充実させ、人生を豊かにしてくれるものは何ですか。
家族や友達、仕事、様々な答えがあると思いますが、その中でも多くの人が思い浮かべるものの一つが「趣味」ではないでしょうか。
事実、“ハマる”ほどの趣味がある人は、そうでない人に比べて幸福度が高く、仕事にやりがいを感じていると言われています※1。
しかし、あなたの趣味で笑顔にできるのは、あなた自身だけではありません。
その趣味を活かすことで、誰かに喜んでもらったり、地域に貢献したりすることができるのです。
行く先々で笑顔を咲かす 股旅あい好会
高齢者センターやコミュニティセンターなどの各種施設、お祭りや敬老会などのイベントで、軽演劇や創作舞踏、カラオケやマジックショーなどの公演を行っている股旅あい好会。
男女愛や地域愛、出会いなど、様々な「あい」を大切にしたいというその団体名の通り、様々な場所にいる人に会いに行き、愛と笑顔を届けています。
地域に愛される一座が生まれるまで
始まりは、1996年。
団体の代表であり座長でもある葵新之介さんが、同級生からの依頼を受け高齢者センターで股旅舞踏を披露した様子が、長岡新聞に掲載されて話題に。
その翌年1月に、2人のメンバーと「股旅あい好会」を立ち上げました。
以来多いときには年間60ヶ所を回り、「また来てほしい」という言葉をかけられたり、終演後握手をしたまま手を離さないお客さんがいたりと、多くの人から愛されてきました。
巡業を大切にする団体のモットー
設立から26年を迎えますが、身体が動くうちは続けたいと、お芝居や踊りの勉強や練習を欠かしません。
その力の源はどこにあるのでしょうか。
葵さんはこう話します。
「私たちは、盲目のエレクトーン奏者・大島彰氏の『人のため何かして その人の喜ぶ姿を見て 最後に自分が喜べばいい』という言葉をモットーに活動しています。私たちはプロではありませんが、一生懸命心を込めて演じることで、伝わるものがあると思っています」。
長岡のフォークダンスサークルといえばここ!
長岡婦人フォークダンスクラブ アンティーズ
何と今年で設立から44年!
「長岡婦人フォークダンスクラブ アンティーズ」は、色鮮やかな衣装を纏った女性70人余りが毎週火曜日に集まり、フォークダンスを練習している団体。
年齢や地域ごとに新たな会が独立して活動しており、まさに長岡のフォークダンス界を牽引している存在です。
講習を通してフォークダンスの輪を広げる
アンティーズは、1978年に設立者の岡玲子さんが、女性が参加しやすい日中開催のサークルとして立ち上げ。
当時は主に岡さんなどのメンバーが講習をしていましたが、徐々にメンバーも指導資格を取得。
今ではメンバーの約半数が資格を持ち、イベントでダンスを披露するだけではなく、初心者向け講習会でフォークダンスの輪を広げています。
講習することで得られるもの
ダンスを教えるのは、仲間と一緒に踊る楽しさやダンスを通して様々な国の文化に触れる楽しさを一人でも多くの人に伝えていきたいから。
しかし岡さんによると、理由はそれだけではないそうです。
「例会で講習をする役割は、メンバーの中で順番に回しています。教え方は担当者に任されているので、担当者は歴史を調べたり、教え方を研究しなければいけません。そうすることで、メンバー一人ひとりが主人公になることができ、スキルアップにつながります」。
「好き」を活かす市民活動
趣味や好きなことは、一人でやっていても十分楽しいものです。
しかし誰かの前で披露したり、誰かに教えたりすることで、その相手を笑顔にできるだけではなく、自分がその活動を続けるやりがいにもつながるということがわかりました。
そして、それが市民活動として行われることで、経済的・地理的な条件に制限されず、より多くの人にその楽しさを届けることができます。
今あなたが一人であたためている「好き」は、誰かの笑顔の種かもしれません。
あなたのその「好き」を活かす活動を、始めてみませんか。
※1 「趣味とライフスタイルに関する意識調査(2017年12月)」株式会社トライバルメディアハウス
〇●〇団体プロフィール〇●〇
股旅あい好会1997年設立。施設やイベントで、演劇や舞踊、 | 長岡婦人フォークダンスクラブ |
〇●〇ステージ演奏でイベントを盛り上げる団体リスト〇●〇
画像をクリックすると、それぞれの団体の詳細をご覧いただけます。