Nagaoka Players PLAYER

更新日:2025.05.28

出会いを広げ “長岡でよかった”を増やす|齊藤春菜さん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。
活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

齋藤春奈さん/親子のふれあい教室ぽっぽ代表/青空ママフェス実行委員長
1984年長岡市生まれ。幼稚園教諭退職後、育児中の仲間づくりの場として年間3,000人の親子が利用する教室を開業。

年に2回開催している青空ママフェス(以下:青ママ)。このイベントの代表を務めているのが齊藤春菜さんです。
普段は「親子のふれあい教室ぽっぽ(以下:ぽっぽ)」を運営しています。もともとぽっぽの活動として、クリスマスマルシェや夏祭りなど、親子で楽しめるイベントを開催していました。


「100人規模は自力で開催ができていましたが、もっとたくさんの人に来てもらおうと思うと、1人では難しい。そこでイベントを運営する団体を立ち上げたらどうかと考えました」。
団体設立に向けて動き始めた2020年は、新型コロナウィルスが流行し始めた頃。ただでさえ社会との関係性が薄れてしまう育児期間に加えて、子育て支援センターが閉鎖されるなど、育児世代がより不安に感じる状況でした。そんな時だからこそ「必要な人とつながって応援しあう場所がほしい」という想いが重なる育児中のママたちがメンバーとなり、青空ママの実行委員会が立ち上がりました。
団体代表として、実行委員メンバーをはじめ、関わってくれるママたちがやってみたいことに挑戦できる環境を整え、その背中を押したいと話します。
もともと新しいことに飛び込むことが苦手だったそうですが、中学2年生の時に参加した長岡市国際交流協会が主催する中学生海外体験フォートワース訪問事業をきっかけにいろんなことをやってみたいと思ったそう。
「世界に飛び出してみて、もう少しゆるくてもいいかな、こうあるべきだという感覚も軽くなりました。また、自分は人に恵まれているなと感じました」。
人との出会いで大きく変われた経験から、周囲の人にも良い出会いをつなげたいと、いろんな輪を広げています。

青ママでは、最初にお客さんとして来てくれた方が次は出店者に、その次はボランティアに…と、徐々に中心メンバーとして関わってくれる人も増えているそうです。また、保育士専門学校の学生などにも声をかけ、ボランティアを募集。「団体としては若い力をお借りしたい。学生たちには子どもやその親御さんたちと関わることが社会に出る前の良い機会になると思っています」。また、学生だけでなく、市民活動団体とも協力し合うなど、周りをうまく巻き込みながら運営しています。
長岡でいろんな世代や分野の人と出会い、つながることで、なにかあったときに頼れる人ができる。多世代が一緒に楽しめる青ママを続けていくことで、長岡での育児への理解が深まっていく。「長岡で育児ができてよかった」と思えるお手伝いができればと、齊藤さんは日々奮闘しています。

 

こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます! ぜひご視聴ください。