長岡市内でSDGsに取り組む方たちを訪問!
今回は「シライ電設株式会社」さんにお話を伺いました。
貴社の概要を教えてください。
電気・通信設備工事を専門とする会社です。昭和55年創業、社員数は44名(2025年1月現在)。専門的知識と技術をもって官民問わず多くの建設物やインフラ整備に携わっています。身近なところとしては小学校体育館の照明設備や防災無線の工事もしています。
取り組んでいるSDGsの目標と、取り組みの内容を教えてください。
電気工事業は多くの技術や知識が必要な技術職であるため、新入社員からベテラン社員まで多様な技術講習を受講する機会を積極的に設け、社員の技術力向上を図っています。これにより業界的に深刻な課題となっている将来的な技術者不足に備え、地域インフラの維持・修繕を担う質の高い人材を育成することを重要な経営指針としています。この取り組みは、「質の高い教育をみんなに」(SDGs目標4)、「住み続けられるまちづくりを」(SDGs目標11)を意識した取り組みです。
また、休日増加や有給休暇の取得推進、社内作業のシステム化による生産性向上を通じ、社員が仕事と家庭を両立できる環境づくりを進めています。これらは「働きがいも経済成長も」(SDGs目標8)を意識した取り組みです。
社会的活動としては、「すべての人に健康と福祉を」(SDGs目標3)および「質の高い教育をみんなに」(SDGs目標4)を意識する取り組みとして、地域の子ども食堂へ食材提供や児童養護施設への文具の提供を行ってきました。
また、子どもたちに将来働くということの意味を考える機会や、建設業へ興味を持つきっかけになればと、地域中学校の職業体験学習の受け入れも行ってきました。
これらは地域や支援団体の方々活動があってこそ成り立つものであり、自社でできる事で協力するという取り組みを今後も考え行っていきたいと考えています。「パートナーシップで目標を達成しよう」(SDGs目標17)
取り組みを始めたきっかけと、これまでの経緯を教えてください。
SDGsを意識し始めたきっかけは、新潟県SDGs推進建設企業登録制度を知ったことでした。事業として地域のインフラの工事やエネルギー関連施設の工事に関わらせていただいていることと、地域で長い間商売をさせてもらっているということから、自社でできる事を考えて少しづつでも社会に貢献できることをしていかなければならないと考えました。
社会的な方面に目を向けた時に、私の個人的な活動の中で知った特別養護施設に関わる方々や、地域団体で社会的支援活動をしていられる方々の活動に少しでも役に立てたらと思い支援をさせていただきました。
周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。
当社は大きい取り組みはなく、SDGsを解決することを事業化としているわけではないので、周囲の反応はありませんが、特に社内の取組は改革意識が必要だったり、今までなかったものを取り入れ仕組化することはとても難しいことでした。
貴社の取り組みを通して、2030年にどのような社会をつくりたいですか。
「地域が支え合い安心して暮らせる社会」の為に電気工事業を通じて地域インフラを支えるとともに、地域社会の課題に寄り添い、持続可能な社会の実現に貢献していきたいです。
そして、子どもたちが自らの未来に夢を描ける社会を願っています。このような社会の実現に向け、私たちにできることを一つひとつ積み重ねていきたいです。
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