長岡みんなのSDGs SDGs

更新日:2026.01.20

誰もが選択肢を持てる社会へ|一般社団法人Accessible Niigata

長岡市内でSDGsに取り組む方たちを訪問!
今回は「一般社団法人Accessible Niigata」さんにお話を伺いました。

貴団体の概要を教えてください。

一般社団法人Accessible Niigataは、2025年に設立。現在は3名のメンバーで活動しています。
高齢化や価値観の多様化が進む共生社会において、観光・スポーツ・教育・イベントなどを切り口に、「誰もが過ごしやすく、参加しやすい地域づくり・観光づくり」、ユニバーサルツーリズムの推進を通じて、持続可能な地域社会の実現を目指しています。

取り組んでいるSDGsの目標と、取り組みの内容を教えてください。

SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」
高齢者や障がいのある方の外出や観光、社会参加を後押しするため、バリアフリー観光情報の発信や、ユニバーサルスポーツイベント、オンラインツアーなどを企画実施をしています。、ボッチャの体験会や教室の実施を定期的に行っています。今後は月1回の開催を検討しています。

SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」
年齢や障がいの有無を理由に、外出や体験を諦めざるを得ない社会に問題提起を行い、
誰もが旅行や体験の機会を等しく持てる社会を目指し、格差の是正に取り組んでいます。
あわせて、ハード面だけでなく、制度やルール、人々の意識を含めた「心のバリアフリー」を大切にしています。

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」
バリアフリーや障がいへの理解を深めるため、次世代や企業、行政に向けた学びの機会を提供しています。ユニバーサルツーリズムや共生社会をテーマにしたセミナーや啓発活動、子どもたちを対象に車いすバスケットボール体験・普及活動も行っています。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」
外出や旅行、スポーツへの参加を通じて、QOL(生活の質)の向上や社会参加による心身の健康づくりを促進しています。

取り組みを始めたきっかけと、これまでの経緯を教えてください。

活動のきっかけは、車いすユーザーの先輩とともに参加した、冬の旭川でのバリアフリーツアーでした。
雪国での観光に不安を感じながら参加したものの、現地では多くの工夫や仕組みにより、誰もが楽しめる観光が実現されており、バリアフリーや共生社会づくりへの関心が高まりました。

その後、金沢で同様の活動を行うNPO法人に勤務し、高齢者や障がいのある方、支援する側など、さまざまな立場の視点に触れてきました。その中で、バリアフリーへの理解不足が、結果として社会全体の非効率につながっているのではないかという問題意識を持つようになりました。

設備を整えることが難しい場面でも、工夫や発想次第で課題を乗り越えている福祉現場の実践も知り、「意識や仕組みといったソフト面からであれば社会は変えられる。もっと良くできる。」と考えるようになりました。

こうした思いを故郷・新潟でかたちにするために、Uターンし、法人を立ち上げました。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

活動の理念や想い自体には共感を得られる一方で、その課題の本質や、地域や経済にもたらす効果を具体的にイメージしてもらうことには難しさを感じています。伝え方や行動の進め方に悩む場面も多くあります。

ですが、活動を通じて誰かの「最初の気づき」が生まれたり、対話を重ねる中で理解が深まり、流れが変わる瞬間に立ち会えたときには、大きなやりがいを感じています。
また、外出や旅行を諦めかけていた方が、オンラインツアーなどを通じて「楽しかった」「また参加したい」と前向きな気持ちを取り戻す姿は、活動を続ける原動力になっています。

貴団体の取り組みを通して、2030年にどのような社会をつくりたいですか。

外出や旅行を諦めかけている高齢者や障がいのある方が、地域との関わりを諦めずにいられる社会をつくりたいと考えています。

年齢や障がいの有無によって行動の選択肢が狭められるのではなく、「行きたい」「やってみたい」と思ったときに、選択肢がある社会。
Accessible Niigataは、その実現に向けて、地域に根ざした取り組みを続けていきます。

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