Nagaoka Players PLAYER

更新日:2024.04.22

子どもたちのために選ぶ自分なりのカッコよさ│小林友梨さん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

小林 友梨さん/35歳/保育士/forMAMA代表

1989年見附市生まれ。福祉事業所で保育士として勤めながら、会社で運営しているカフェのストアマネージャーも兼任。

 

長岡市を中心に開催しているママによるママのためのハンドメイドマルシェ、forMAMAの代表を務めている小林友梨さん。一般的なマルシェだと、開催場所が決まっているものがほとんどですが、forMAMAは毎回場所が異なる移動型で開催しています。

「勤めていたカフェで企画したママイベントがきっかけでした」。

子どもサービスが充実していたカフェで企画したママイベントは大成功。しかし次回開催に向けて企画していたところでコロナ禍に。カフェは営業停止、イベントも中止となりました。その後カフェ営業を再開ができないまま閉店。小林さんもスタッフを辞めることになりましたが、「イベントは続けたい」という想いもあり、一緒にイベントを企画していたママ作家さんと団 体を立ち上げました。「ここでイベントしませんか?」という多様な場所からのオファーを受けて、移動型のマルシェとして運営しています。

子どもからお年寄りまで多世代が来場するforMAMA。花火館でのイベントには約1200人の来場者が楽しんでいました。


 「ステイホームと呼びかけられていた中でも、イベントを開催する必要がありました」と小林さんは話します。

「赤ちゃんや子どもを連れて行く場も、大人と話す場もなくなってしまい、ママたちは子育てに孤独感、閉塞感を感じていました。そんな状況を少しでも解消したいと、居場所づくりとしてイベントを続けていました」。

自身も3人のお子さんを育てるママである小林さん。
会社員として働く傍ら月1回のペースでイベントを開催し、今ではforMAMAを開催してほしいというラブコールが県内各地から届き、活動エリアも徐々に広がっています。

イベント開催以外にも、現役ママのアイデアを取り入れた子ども向けパンの商品開発などの企業協力も行っています


また、団体代表としても様々な実行委員会にも所属。こんなふうにフットワーク軽く活動を続けている原動力は「子どもが好き」という気持ちだそう。

これまでも保育士、幼稚園教諭と子どもに関わる仕事をしてきた小林さんが、特に想いを寄せるのは大切な我が子たち。
「子どもたちにはこうなってほしいということはないですが、自分を見てこういう生き方もあるのかと感じてほしい」と話します。
活動や人脈が広がるにつれ、舞い込む話もたくさんありますが、選択に悩んだ時に大切にしていることが「自分がカッコよくなれるかどうか」だそう。
「人からみたカッコよさではなく、自分軸でカッコいいと感じる選択肢を選ぶことで、自分らしく輝くことができる。そんなふうにカッコよく生きる自分を子どもたちに見せていきたい。」と小林さんは話します。
まずは自分のために、自分が大切だと思う選択肢を選ぶことが、誰かの心を動かすこともあるかもしれません。今後もよりカッコよく輝く小林さんの活動に目が離せません。

こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます! ぜひご視聴ください。