長岡みんなのSDGs SDGs

更新日:2024.04.17

持続可能な産業をオール長岡で | Nサイクルプロジェクト(岩塚製菓株式会社)

長岡市内でSDGsに取り組む方たちを訪問!
今回は「Nサイクルプロジェクト」に企業として参画する「岩塚製菓株式会社」さんにお話を伺いました。

貴団体の概要を教えてください。

岩塚製菓株式会社は1947年に創業しました。米菓の製造並びに販売を行う会社です。
2023年3月現在の従業員数は905名です。

取り組んでいるSDGsの目標と、取り組みの内容を教えてください。

岩塚製菓株式会社は、資源循環の取り組みを加速するため、立場やジャンルを超えて集まった「Nサイクルプロジェクト」に、企業の立場として参画しています。

Nサイクルプロジェクトは、お米作りとお米にまつわる食文化を未来に受け継いでいくための取り組みとして2021年にスタートしました。農家、企業、教育機関、行政など、それぞれの知恵や技術を組み合わせることで、お米に関わる人みんなが笑顔になれる新たな循環を生み出すことを目的としています。

資源をよりむだなく使えるようにし、環境にやさしい技術や生産の方法をより多く取り入れて、インフラや産業を持続可能なものにする「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」や、さまざまなパートナーシップの経験などをもとにして、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップをすすめる「17. パートナーシップで目標を達成しよう」につながる取り組みです。

現在、JAや大学と連携し、米菓の製造過程で発生する米のとぎ汁を活用し、堆肥を作るプロジェクトを進めています。

取り組みを始めたきっかけと、これまでの経緯を教えてください。

日本のお米を加工する時に出る洗米水は、これまで当たり前のように捨てられていました。しかしながら長岡技術科学大学の小笠原教授より、洗米水も大事な資源であることに気付きを得ました。そこで、土づくりの専門家 株式会社ホーネンアグリ、農業の専門家 JAえちご中越、コミュニケーションの専門家 株式会社ネオス、まちづくりの専門家 長岡市が目的を一つにし取り組みを開始しました。

周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。

日本のお米を加工するメーカーとして、農業が抱える課題を知り、取り組みを行う機会を得られることは、自社の存続や成長に大きなヒントを与えてくれていると感じています。

貴団体の取り組みを通して、2030年にどのような社会をつくりたいですか。

長岡という地域が、今よりもより魅力的で活気のある社会を目指し、活動を行っていきたいと考えています。


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ぜひご視聴ください。