2012年の市民協働条例制定から10年が経とうとしています。これまでに、長岡市にたくさんの市民活動が生まれ、広がってきました。ここでは、ながおか市民協働センターと関わりのある団体や活動の事例から学ぶ、活動に取り入れたい6つの視点をお届けします!
3. 制度の「スキマ」を埋める
行政サービスや市場サービスだけが社会問題の解決を担うには限界があり、その限界によってできる支援が行き渡らない「スキマ」を埋めることが市民活動に期待されている役割の一つ。ここでは、その役割を十二分に果たしている社会の担い手たちをご紹介します。
摂食障害親の会 向日葵の会
1996年の設立から25年間に渡り、摂食障害当事者回復のために親自身の心が助かっていくことを大切に、月2回の相談会や講師を招いた公開講座を開催。摂食障害の子どもを持つ親が安心して子どもたちと向き合えるように、心の内を語り合い、感じ、考え、気づきを得る場をつくっています。現在、摂食障害専門の治療機関や相談窓口は少なく、地方ではなかなか支援の手が届かないと言われている中で、当事者目線の支援を続ける「向日葵の会」の活動は、長岡市の摂食障害支援に大きく貢献しています。
<関連情報>
- 2017.10.12 ≪市民活動・虎の巻≫もっと活動しやすく! 信頼獲得のいろは
- 2020.5.1 らこって2020年5月号
本記事は、らこって2021年4月号(創刊100号記念号)でご紹介しています。