Nagaoka Players PLAYER

更新日:2023.08.18

車いすで開けた、世界とつながる新たな道 | IBさん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

IB(アイビー)さん
40代/SunDay Jump! Group、世界のお茶の間Ivy、アフリカンフェスタ! in ながおか実行委員会
2010年、長岡市にUターン。イベント出演や自身のカフェスペースを通じて世界の音楽と文化を届ける。

伝統と革新が融合する祭「祭る」(2023年6月、小千谷市)にDJとして出演。(撮影koudai)

 ケルト音楽のBGMが心地よい雰囲気の中、「お茶の間英会話Ivy」で様々な世代の方がお茶を飲みながら英語で楽しくおしゃべりしています。「音楽と英会話がつないでくれるご縁を大切にしながら、世界の文化のおすそ分け(シェア)を楽しんでいます」と主宰のIBさん。

青春時代、外の世界に興味を抱いたIBさんは、北欧の伝統音楽に夢中になり、音楽の道を目指すほどでした。アイルランド留学を経て旅行会社に就職。いよいよ世界各地を回れるというタイミングで、頚椎を痛める事故にあい、四肢に後遺症が残り車いす生活に。好きだった音楽も、海外旅行も自由に楽しめなくなってしまいました。「楽器が弾けなくなったことが一番のショックでした」とIBさんは振り返ります。

その後、少しでも音楽に関わりたいとIBさんは、DJの世界に飛び込みました。「それまでの知識や経験を活かして選曲し、その場の雰囲気を演出します。何よりDJなら指が動かなくても何とかなりますから」と語ります。

地元長岡に戻ると、地元の同級生を誘ってDJイベント「SunDay Jump!」を企画。また、DJをする場を求めて「アフリカンフェスタ!in ながおか」運営メンバーに加わりました。そこでは企画運営や事務仕事なども任されています。アフリカンフェスタ!に関わる中で、映画監督や国際機関の職員、多様な価値観を持つ仲間など、国をまたいで様々な形で活動する人々と出会うことができました。

カフェ「世界のお茶の間Ivy」のCDチャリティー販売コーナー。

今ではIBさんは、地元長岡で音楽や海外の文化を一緒に楽しむたくさんの仲間に囲まれています。楽器演奏はDJプレイへ、世界に関わる仕事への希望は英会話カフェへ。手段や場所が変わっても、今もそこにあるのは変わらないIBさんらしさです。誰もが、夢が叶わないこともあるかもしれない。けれど、誰でも新たな道を見つけることができる。IBさんの活動はそんな希望を感じさせてくれます。


本記事は、らこって2023年8月号でご紹介しています。

こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!
ぜひご視聴ください。