長岡市内で活動する団体を訪問!
今回は、「長岡つるしびなの会」さんにお話を伺いました。
どんなことをしている団体ですか?
つるしびなとは、布で作った様々な形の小さな人形を、天井などからひもで吊るす飾りのことを言います。
「⻑岡つるしびなの会」では、市内各所でつるしびなの展示会や手作り体験会を、一年を通して開催しています。
活動を始めたきっかけと、これまでの歩みを教えてください。
代表の冨永貴子が、東日本大震災がきっかけで13年前に新潟県長岡市に移住してきました。
一緒に避難してきた仲間達のうち、働き盛りの世代や子育て世帯は、職場なり家庭なりそれぞれ居場所がありました。
一方シニア世代は、見知らぬ避難先で居場所なく取り残されがちでした。
冨永が「何か生活の張り合いになるものはできないか?」と考えていたところ、「何か手仕事したいよね」との声があがりました。
「簡単に出来て楽しい手仕事などはないか」と書店などに通っているうちに、知人が「つるしびな」を作っていることを思い出しました。
「着物の端切れなどで簡単にできそう!」「愛らしくてかわいい!」との気軽な気持ちで、手仕事が好きな方を集めて、教本を参考に見様見真似で作り始めたのがきっかけです。
2012年に「つるしびなの会」を結成し、形を変えながらも続け、今年で12年目になりました。
どんなメンバーで活動していますか?
現在は、手仕事の好きな長岡市民5名で活動しています。
周囲の反応や、取り組んでいてよかったことまたは大変だったことを教えてください。
展示会に来られた方からは、「綺麗で、かわいいものを見せてもらって癒された」。
手作り体験会に参加された方からは、「楽しい時間を過ごし、かわいいものができて嬉しかった」。
などのお言葉をいただきました。
展示会では、自分達の作品を見てもらい喜んでいただけたこと。
手作り体験会では、手仕事の楽しさを参加者の皆さんにお伝えできたことが、私たちにとって良かったことです。
今後の展望を教えてください。
手仕事を通して、多世代交流の場を広げていきたいです。
そして、いずれはこの交流の場で生まれた作品を集めた大きな展示会を長岡で開催し「越後のつるしびなだったら長岡だよね!」といわれるようにするのが、私たちの夢です。
こちらの内容は、YouTubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!ぜひご視聴ください。