Nagaoka Players PLAYER

更新日:2024.01.29

地域を紡ぐ、山古志人のかっこよさ|長島忠史さん

地域をよくするウワサのあの人にインタビュー!毎月、市民活動に取り組むプレイヤーをご紹介。活動に関わったきっかけや、どんな役目を果たしているのか伺う中で、活動への多様な関わり方が見えてきました。

長島忠史(ただふみ)さん/41歳/小さな山古志楽舎/農家 、農家民宿「山古志百姓や 三太夫」

1982年長岡市山古志生まれ。農家民宿を営む傍ら、「小さな山古志楽舎」の代表として、10.23山古志の集いの主催や地域の魅力を伝える活動に関わる。

「いつかは山古志を出るものだと思っていました。でも、地震を経験して地域の良さを改めて知ってしまったんですよね」と柔和な表情でお話されるのは「小さな山古志楽舎」の代表を務める長島忠史さん。中越地震当時は23歳。全村避難で山古志を離れたことにより、初めて山古志を外側から見る経験をしました。復興の過程で関わった外部の方々から山古志の自然の素晴らしさや結束の強いコミュニティに触れてもらう機会があり、内側にいたときは普通だと思っていたことが、実はすごいことだったんだと気付かされたと言います。

2020年9月、楽しく暮らせる山古志を目指して「小さな山古志楽舎」を立ち上げました。立ち上げのきっかけは、若手の代表的存在で当時山古志の住民会議代表を務めていた樺澤和幸さんからの「今度ちょっと話そうや」の一言だったそう。声をかけてもらってからほどなくして樺澤さんはお亡くなりになり「あの時、何を話したかったんだろう」という想いをずっと持ち続けていました。「これまで復興や地域のことは先輩方が引っ張って来てくれた。そのおかげで今の自分がある。月日が経つにつれてこのまま何もしなくていいのか、ここで何か始めなければもう二度とチャンスがないかもしれない」という気持ちが募り、同世代で想いを共有する機会をもったことが契機になりました。

山古志の暮らしと山古志人の想いを伝える冊子「ラシクラス」。タイトルには山古志で自分らしく暮らすという意味が込められている。YouTubeでは動画も公開中。

設立から4年で、地域の魅力を再発見するイベントや、山古志のライフスタイルと山古志人の想いを伝える動画・冊子の作成、10.23山古志の集いの開催などを行ってきました。
 「山古志といえば、錦鯉・闘牛・棚田と言われがちですが、これは全て人がつくり上げてきたもので人がつないできたもの。伝統や文化を生み出して、つないできた人の強さやかっこよさを山古志の魅力として伝えていきたい」と話す長島さん。来年で震災から20年。これからも元気で楽しい山古志であるために、そして次世代につなげていくためにどんなことができるのか、仲間たちと共に日々前進しています。

 

2023年「10.23山古志の集い」本番前の集合写真。地元住民、地区出身者、地元小中学生、デジタル住民、大学生ボランティアなど一緒に作り上げてくださった皆さん。

本記事は、らこって2024年1月号でご紹介しています。

こちらの内容は、Youtubeのほか各種音声メディアでもお楽しみいただけます!
ぜひご視聴ください。