活動レポート REPORT

更新日:2021.07.16

きょうからキョウドウ通信vol.92

こちらは、NPO法人市民協働ネットワーク長岡が7/1に配信したメルマガ≪きょうからキョウドウ通信vol.92≫でお届けした情報です。

メルマガ≪きょうからキョウドウ通信では、市民活動、協働に関する新鮮で網羅的な情報を定期的にお届けします。
「活動を始めたい!」「発展させてたい!」という方はぜひご登録ください!!

登録:https://q.bmv.jp/bm/p/f/tf.php?id=skn_ngo&task=regist

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[近日の市民活動イベント]

7/11(日) 第一回黒子の研究会 及び 飼育方法相談会・無償分譲会   詳細
7/25(日) 被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会   詳細
8/22(日) 丘の上DE婚活   詳細
8/22(日) 第二回黒子の研究会 及び 飼育方法相談会・有償分譲会   詳細
7/3(土),4(日) みんなの認知症予防ゲームリーダー養成講座   詳細
7/16(金) ローカルアーティストは生きのこれるか のもーれ!   詳細
7/18(日) みらいシアター2021「未来のヒントをローカルで見つけよう」   詳細

[協力者・寄附金募集]
「瞑想の池」救出大作戦   詳細
第34回 四季の山古志 写真コンテスト   詳細
第1回長生橋フォトコンテスト   詳細

[助成金情報]
若者提案プロジェクト補助金2021  詳細
新潟ろうきん福祉財団 2021年度地域社会創造助成事業  詳細

[市民活動レポート] 
【お知らせ】市民協働センターロビーの テーブル・椅子の再開について     詳細

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[きょうどう?通信]

観光客が来ても地域は活性化しない?地域活性化のために本当に大切なのは…

 

私(唐澤)の住む、新潟市西蒲区福井集落は新潟市の蛍の名所の一つ。6月中旬をすぎると、日帰り温泉・じょんのび館周辺にあるほたるの里公園や、矢垂川、ふるさと砂防公園など広いエリアで蛍の乱舞が見られます。私はこの時期は風呂上がりの子どもを連れて連日夜のお散歩を楽しんでします。

例年は、6月には地元民が屋台を出店する「ホタル祭り」を実施していますが、ここ2年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でやむなく中止に。観光客をおもてなしする機会がなくなってしまいました。

ただ、ホタル祭りがあろうが、なかろうが、蛍は乱舞します。
お祭りは中止でしたが、蛍鑑賞コースの整備や、毎晩ボランティアが飛翔数を観察して、時期ごとによくでるスポットをお知らせしています。日帰り温泉・じょんのび館があることもあって、蛍を観に来る観光客はたくさん。今年も、蛍ピーク時には駐車場から車が溢れるほどで、見物客で賑わっていました。

ところで、ホタル祭りの時には何となく「こんなに人が集まって、うちの地域盛り上がっている!」「すごいだろう!」と感じていたのですが、昨年・今年のように単にたくさんの観光客が来ているだけだと、不思議と「私たちの生活には関係ないな」と感じていました。観光客が来ているのに、別に地域が元気になっている感覚がないのです。というより、ライトを照らしたりゴミを捨てたり…と困った面の方が気になってしまうくらいでした(笑)

実際、観光客が来たからと行って、地元が経済的に潤うかというとそうでもありません。日帰り温泉は儲かるかもしれませんが、実際には観光業と関係ない住民が大半。ほたる祭りの屋台に至っては採算度外視で料理を提供しています。環境整備や準備の手間、人件費なんて考え出すとかなり「持ち出し」をしていることになります。
それでも「楽しみだから」と、地元の人たちは観光客のおもてなしをしてきました。
それが張り合いにもなったし、地域が一岩となる機会にもなっていました。

今年・去年と観光客が来ているのに、地域が活性化している気がしないのは、
●観光客がたくさん来るから地域が活性化するのではなく、
観光客が来ることで、地元民が楽しんでいたから「活性化」していた。
●観光客が楽しんで満足することよりも、
そこに住む人達の暮らしや、生活に潤いが生まれるかどうか。
といった点の方が、大切だからなのではないかと思いました。

結局のところ、活性化とは「気の持ちよう」。
それも、そこに住んでいる人たちが「楽しい」と思えるかどうかです。
観光客がたくさん来ても、住民が負担を感じたり、疲れたりしては本末転倒。変に「地域」「社会」「国」のため、あるいは「お客様を喜ばせるため」といった大きな主語で地域を語るのではなく、私たち一人ひとりが「私の生活」「私とあなたとの関係」のために、といった身近な動機を活動の真ん中に置くことが、本当の「活性化」のためには重要なのかもしれません。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 理事
  唐澤 頼充

「今日どう?通信」とは 「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。

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[Pick Up!]

ローカルアーティストは生きのこれるか?のもーれ!

 

まちなかにある目を引くアート作品。「あれってなんだろう」と思いませんか。今回の「のもーれ!長岡」は和島の椿の森にある屋外コンテナ壁画「幾千の和」を作成した今井翔太さん、栃尾の巨大なザトウクジラ(現在は大雪のため潰れてしまいました)を制作した加治聖哉さんをお招きし、「ローカルアーティストは生きのこれるか?」をテーマにお話しいただきます。地域と関わりながら、地域の魅力をアートという独自の価値観で形に変えて発信しているのはなぜなのか。地域で活動を選んだ理由や活動のきっかけ、収入など現実と理想を根掘り葉掘り聞いていきます。
 ローカルアーティスト2名は、どのような未来図を描いて地域と関わり生きのこっていくのか。はたして本当に生きのこれるのか。アートと地域を掛け合わせた化学反応が起るかもしれません。

☆のもーれ長岡とは
 もっと長岡を盛り上げようという想いのもと始まった、市民交流会「のも~れ!長岡」。市民活動に関する体験・学び・想いをシェアし、その場に居合わせた人々がゆるやかにつながる場として定期開催しています。


<ゲスト>
– 今井翔太さん:絵画/兄弟アートユニット
https://imaibrothers.jp/the-link-of-washima/
 新潟を代表し、世界で活躍する芸術家を目指し活動。大学卒業後の2019年には、長岡市和島地域の椿の森にて屋外コンテナ壁画「幾千の和」を制作。2021年には弟の今井駿弥さんとともに「Telu Telu Boy展」を開催した。

– 加治聖哉さん:彫刻家(廃材アーティスト)/長岡市地域おこし協力隊
https://www.facebook.com/kajiws/
 2019年より長岡市地域おこし協力隊として栃尾で活動。学生時代から、長岡市をはじめとした地域活動に積極的に関わり、廃材を使ったザトウクジラの制作をはじめ、栃尾を「芸術の街」として盛り上げている。

<日程>
7月16日(金)19:00~(受付18:30~)

<場所>
1.アオーレ長岡西棟3階 協働ルーム
2.オンライン(Zoom)

<申込>
7月14日(水)までにPeatixページよりお申し込みください
https://peatix.com/event/1934275

<スケジュール>
18:30 受付開始
19:00 イントロ
19:05 ゲスト紹介
19:10 トークセッション
20:00 質疑応答
20:20 感想シェア
20:30 終了予定

<会場での新型コロナウイルス感染症対策>
・協働センター入口で、体温計測とアルコール消毒を実施します。
・会場では、飲食時以外マスクを着用していただきます。
・定期的に会場の換気を行います。
・ゴミは各自お持ち帰りください。

<その他>
・「のも~れ!長岡」について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://nkyod.org/page-list/3320

・「のもーれ!長岡」のFacebookグループができました!
このグループでは、「のもーれ!長岡」のオンライン会場として、常時オープンしています。お気軽にご参加ください!
https://www.facebook.com/groups/nomourenagaoka/

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[Pick Up!]

みらいシアター2021「未来のヒントをローカルで見つけよう」

 

みらいシアターは映画鑑賞とトークセッションを通して、身近な社会の問題を考えるイベントです。少子高齢化、過疎化、新型コロナウイルスによる社会へのダメージなど、これからの未来の見通しを建てることが難しい時代です。そんな中で、私たち一人ひとりの、ほんとうの「生きがい」や「幸せ」はどこにあるのでしょうか?

「人が集団で暮らし社会を営むために無くてはならないものとは?」
 ―(映画『島にて』宣伝コピーより)

ローカルで受け継がれてきた暮らしの営みの中から、未来へのヒントを一緒に考えませんか?

<日程>
2021年7月18日(日) 13:30~16:30

<場所>
1.アオーレ長岡 西棟3階 協働ルーム
2.オンライン(Zoomウェビナー)

【第1部】 映画「島にて」上映(2019年|日本|99分)

日本海にぽっかりと浮かぶ山形県の離島――飛島
140人が暮らすこの島に、未来のヒントがありました。

【第2部】 トークセッション「ローカルの可能性と、未来のセカイ」(60分)
ゲスト
・和田悦子さん/ながおか野菜絵本プロジェクト
長岡育ちの36歳。進学、結婚で関東に住み、2013年に長岡へUターン。ご主人の営む日本料理のお店を切り盛りしながら、長岡野菜の絵本製作と小学6年生の男の子と、4年生の女の子の2人の子育てに盛りだくさんの毎日を送っている。

・もう1名は調整中のため後日発表します。

モデレーター
ながおか市民協働センター コーディネーター唐澤頼充
地域編集者・ライター。百姓見習い。半農半筆を目指す1985年生。文章を書いたり、本を作ったり、企業・行政の広報を手伝ったり、田畑を耕したり、古民家を保存したり、地域でアレコレ仕掛けています。2014年よりながおか市民協働センターを運営するNPO法人市民協働ネットワーク長岡に在籍。「生活世界の豊かさを育む」がテーマ。

<映画紹介>
『島にて』
イントロダクション
日本海の沖合にぽっかりと浮かぶ山形県唯一の有人離島--飛島(とびしま)。酒田港から定期船で75分、島の面積は2.75?。本土を望めば雄大な鳥海山、豊かな自然をたたえた島は、その全域が国定公園に指定されている。かつて日本海側の海の交通の要所として栄え、島民の多くは漁業や農業で生計を立ててきた。「北は樺太、南は九州まで、いろいろな思い出があるけど、今はわびしいもんだ」と往時を懐かしむのは、漁師の和島十四男さん(80)。過疎と高齢化が進み、現在は140人ほどが暮らす。今年は、島でただ一人の中学生・渋谷新くん(15)が卒業の時を迎えようとしていた。高校進学が決まれば、新くんは島を離れ、飛島小中学校は休校となる。いっぽう、UターンやIターンで島に来た若い人たちがいる。島内に雇用を生み出そうとユニークな取り組みを続ける「合同会社とびしま」の共同代表・本間当さん(38)もその一人。「“漁師にだけはなるな”と育てられたけど、なぜか島に戻ってきた」と笑う。

人が人として、社会を営み、生きていくために本当に必要なものとは何か? 平成最期の一年間、飛島の人々の暮らしを記録した本作が映し出すのは、生活者たちのエピファニー、継承と再生の兆し、ある時代の終わりと始まり。監督は、文化庁映画賞受賞『ただいま それぞれの居場所』の大宮浩一と毎日映画コンクール受賞『桜の樹の下』の田中圭。

<スケジュール>
13:30 オープニング
13:35 映画上映(99分)
(休憩5分)
15:20 トークセッション
16:30 エンディング

<参加費>
無料(要申込)

<定員>
先着100名

<申込締切>
7月16日(金)

<その他>
・アオーレ長岡で参加される方は、下記の新型コロナウイルス感染予防対策にご理解・ご協力いただきますようお願いいたします。
 - 会場入室前の検温とアルコール消毒
 - 会場内での水分補給、飲食時以外のマスク着用
 - 会場の換気
・オンライン(Zoomウェビナー)で参加される方には7月16日(金)までに、ZoomのIDとパスワードをメールで送付いたします。
・感染状況により、内容の変更もしくは中止になる場合がございます。

<主催>
ながおか市民協働センター
TEL:0258-39-2020
メールアドレス:

 詳細 

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[お知らせ]

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賛助会員(個人:一口1,000円/団体:一口3,000円)

詳細 ⇒ NPO法人市民協働ネットワーク長岡

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発 行 日:毎月1日、15日
発行開始日:2016年10月11日
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